ジム開業

パーソナルジム開業に資格は必要あるのか? 取得することで売上貢献にもつながる!?

これからパーソナルジムを開業しようと考えて知る方にとって、「"資格"などは必要なのだろうか?」と思われている方もいらっしゃるはずです。

結論から言ってしまうと、パーソナルジムの開業に資格は必要ありません。 

 

ですが、“トレーナーとして資格を所持している経営者”という肩書があると、お客様の信頼を得る結果にもつながるので、取得できる資格は取得しておくべきといえます。

 

もちろん、パーソナルジム開業後に資格を取る事はやろうと思えば可能ですが、ジムの運営や経営等もあるので、資格を取得する事は容易ではありません。

ですので可能な限り、ジム開業前に取得する事をオススメします。

そこで、経営するにあたり持っておくと有利である資格について取り上げてみたいと思います。

参考

開業時に絶対に必要な届け出2種類を解説しました。

>【脱税注意】パーソナルジム開業に必要な届け出

 

JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)

JATI-ATIは日本トレーニング指導者協会(JATI)が発行しており、国内の環境に合ったトレーニング理論や知識、技能等を証明する事ができます。

トレーニングに携わる者が、体力や健康づくりを通して社会貢献する事を目的としています。

そして、国内での発行資格にこだわり、シンプルな更新を優先される方が適していると言われています。

 

JATI-ATIの養成講座を受けられる条件は、下記の通りです。

  • 高卒以上かつスポーツ指導歴が3年以上
  • 4年制大学・短大・専門学校(卒業見込み含む)
  • 職業能力開発大学校の専門課程修了者(見込み含む)
  • 防衛大学校・海上保安大学校・気象大学校などの各省大学校修了者(見込み含む)

 

試験会場は東京都で1年に2回、10月と3月に実施され、試験内容はマークシート式の筆試験のみとなっております。

>JATI-ATI日本トレーニング指導者協会

 

NSCA JAPAN NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)

NSCA JAPAN(全米ストレングス&コンディショニング協会 日本支社)は、アメリカに本部を持つ特定非営利活動法人であり、「CPT」とは「認定パーソナルトレーナー」の事です。

こちらは、国際的に認められた資格であり、トレーニングや指導等を目的としています。

 

この資格の受験の条件は、下記の通りです。

  • 満18才以上
  • NSCAジャパンの会員
  • 高卒以上(卒業見込みも含む)
  • 有効なCPR/AEDの認定(実技評価が含まれる 講習によるもの)

試験の会場や日程は都合に合わせて受験が可能です(テストセンター営業日や予約状況により異なる)。

試験内容は、三択式とコンピューターベースの試験となっております、

>NSCA JAPAN NSCA-CPT

 

NSCA JAPAN CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

こちらもNSCA (全米ストレングス&コンディショニング協会)が発行する資格であり、「CSCS」は「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト」の事です。

アスリートの方やスポーツチームを対象に、パフォーマンス向上や指導のための資格であり、施設運営や管理系の知識も身につくメリットもあります。

 

こちらの資格を受験する条件は以下の通りです。

  • NSCAジャパンの会員
  • 4年生、または6年生の大学を卒業(卒業見込みも含む)、学位や高度専門士を授与している
  • 有効なCPR/AEDの認定(実技評価が含まれる講習等)を受けている

試験は、都合に合わせて会場や日程を選んだうえで受験可能です。

試験内容は、三択式・コンピューターベースの試験となっております。

>NSCA JAPAN CSCS

 

NESTA JAPAN NESTA-PET(NESTA公認パーソナルフィットネストレーナー)

NESTA-JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支社)は、アメリカに本部を持ち、「PFT」とは「パーソナルフィットネストレーナー」を意味します。

トレーニングやコンディションの指導が可能で、そこから専門的知識がある人材を認定する事を目的としています。

 

資格試験の条件は以下の通りです。

  • 日本国籍を所有する、または日本で就労可能な在留資格を有する者
  • CPR・AEDの技能の定期的なトレーニングを行っている(資格認定を受けていると尚良し)
  • NESTA JAPANまたは医学映像教育センターにて、テキストを購入済みである
  • 満18歳以上、高卒以上(高卒見込者)、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
  • 「1年以上のパーソナルトレーナー等の実務経験」「1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験」「体育系や医療系の大学・専門学校卒業者」「NESTAが認定する養成講座・養成コースを受講済み」の項目のうち一つをクリアしている

試験会場は東京・名古屋・大阪で、二ヶ月に1回行われます。試験内容は、筆記のみです。

>NESTA-JAPAN NESTA-PET

 

NSPA NSPA-CPT (NSPA公認パーソナルトレーナー認定コース)

NSPA(ナショナルストレングスプロフェッショナルアソシエーション)は、アメリカやイギリスのトレーナー指導者育成団体であり、「CPT」は「パーソナルトレーナー」です。

実践的なパーソナルトレーナーとして知識を得られ、トレーニングやコンディションの指導が可能です。

 

こちらは大学や専門学校を卒業していなくても受験できる資格であり、二日間の基礎講習を受講し、講習後の認定テストに合格する事が資格取得の条件です。

認定テストに合格し「仮認定者」となった後、認定登録手続きを行う事で、NSPA-CPTの資格を取得できます。

試験会場は東京・大阪にて年に二回行われ、試験内容は筆記と実技となっております。

>NSPA-CPT

 

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーは、スポーツトレーナーの知識や技術を証明する資格です。

公認スポーツ指導者制度に基づいて、「スポーツ活動中の外傷・障害予防」「安全や健康管理」「医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応」等と、スポーツをする方のパフォーマンス向上を支援していきます。

 

この資格を取得条件は、以下の通りです。

  • 満20歳以上で、日本スポーツ協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)及び同団体が認める国内統轄競技団体から推薦された試験の受講者選考基準を満たす者
  • 試験の受講有効期間内に講習の全日程に参加が可能である者
  • 試験の受講内定後インターネットサービス「指導者マイページ」から申込が可能な者
  • 日本スポーツ協会がカリキュラムを承認する大学・専門学校等でも公認アスレティックトレーナーの資格が取得可能です。

>日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

 

まとめ

今回は有名なスポーツトレーナ向けの資格情報をお伝えしました。

それぞれの資格は目的と内容が異なり、取得には時間を要する資格もあります。

ですので、開業するパーソナルジムやユーザーに合った資格を取得していきましょう。

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