ジム経営

パーソナルジム経営9つの失敗事例!独立開業で必ず押さえるべきポイントとは?

極論を言うならば、お金さえあればパーソナルジムの開業は誰でもできます。

しかし、ビジネスで大切なことは独立をすることではなく、継続して安定経営をすること。

そのため考えるべきは、「安定経営をするためには何をすればよいのか?」ということです。

 

結論から言ってしまうと、パーソナルジム経営で失敗をするのは下記9つのポイントを抑えていないからです。

  1. ターゲットを絞る
  2. 資金計画をつくる
  3. 出店立地の選定
  4. 集客導線を作る
  5. 広告の出稿
  6. SNSでの拡散
  7. 継続率の向上
  8. 正しい料金設定
  9. ホームページの作りこみ

それぞれ解説をしていきます。

1ターゲットを絞る

ジム開業時にターゲット層が絞れていない場合、お客さんのニーズに合わせたサービスを提供できないうえ、効果的な集客も見込めません。

 

実際に私のクライアントであった例を挙げると…

斉藤
ジムのターゲットはどんな感じですか?
ターゲットは20代~60代の男女がターゲットです。
新米経営者
斉藤
それ、日本の人口の8割じゃないですかw

 

最近はライザップさんなどの影響もあり、パーソナルジムが普及されてきましたが、その反面潰れているジムがかなりあります。

原因は差別化が出来ていないから。

 

大手パーソナルジムのように広告費をふんだんに使えるのであれば、ターゲットを広く取ってもいいですが、開業したての弱小ジムがやるべき戦略は、ターゲットを明確に絞って徹底的に差別化をすることです。

自分のジムとライバル店との差はいったい何なのか?

差別化をすることで、ライバル店の取りこぼしや潜在ニーズを引き出すことにもつながります。

 

『〇〇ジムだったら、あなたのお店!』

といったイメージができるまで、徹底的に差別化をしていきましょう。

 

2資金計画をつくる

冒頭でもお話をしましたが、ジムは開業して終わりではなく、開業してからがスタートです!

ジム経営は会社員のように固定給が入ってきません。

 

そして、開業したては集客が出来ていない可能性が高いので、収入が安定していません。

しかし、家賃の支払いや広告費などによって、ドンドンお金は無くなっていきます。

気が付けば貯金が底をつき廃業へと向かいます。

 

パーソナルジム経営には、家賃・広告費・自分の生活費や従業員の給料など様々な場面でお金がかかります。

こうした資金計画をしっかりと行っていないと、あっという間に廃業へと追い込まれるのでご注意してください。

 

3出店立地の選定

地域ビジネスであるパーソナルジム経営において、成功させるためには出店した立地条件が最重要といっても過言ではありません。

単に物件が安い・都心の一等地だから大丈夫など、安易にかんがえるのではなく、しっかりと出店地域について把握をしましょう。

交通アクセスや年齢層、周辺住民のニーズに適しているか等、実際に店舗周辺に何度も足を運び、地域の生活感なども肌感覚で手に入れましょう。

 

また当然ながら、立地条件が良くなる程、家賃は高くなります。

ですのでその場合は、資金繰り表(一定期間の現金収入や現金支出を把握する分類・集計表)を作成し、資金繰りが上手く行くか判断する必要があります。

行き当たりばったりでは絶対に成功しないのでご注意ください。

 

4集客導線を作る

正直に話すと、集客導線さえしっかりできてしまえば、トレーナーの技術があろうがなかろうが何とかなります。

つまり、集客こそが経営で最も大切な部分です。

ですが、ほとんどのトレーナーが集客について全く理解をしていません。というか勉強する機会もないかと思います。

ですので、ジムを開業する前に、どうやって集客をするのかしっかりと計画を立てましょう。

 

一般的なビジネスと異なり、会員制ビジネスのパーソナルジムは廃業しづらい業種と言えます。

しかし、パーソナルジムがガンガン廃業しているのは、集客が出来ていないからです。

ジム開業後に効果的な集客が行えず、廃業に追い込まれる前に、新規顧客を獲得するための集客導線をしっかりと作りましょう。

 

5広告の出稿

パーソナルジム経営は空間ビジネスなので、ある程度の会員さんが出来た段階で、予約がとりづらくなるため新規集客の募集を中止しなければなりません。

ですが、会員さんは引っ越しなどの理由によって、必ず減っていきます。

ですので、どこかのタイミングで広告出稿が必要となります。

 

広告の種類としては…

  • ポスティング
  • 新聞折込
  • インスタグラム広告
  • Facebook広告
  • Google検索広告(Google MAPなど)
  • ポータルサイト

これらが挙げられます。

ただし、広告を出稿したところで、導線がしっかりできていなければお金をゴミ箱に捨てることになるので、十分に注意が必要です。

そうした部分の経営判断もしっかりと精査していきましょう。

 

6SNSでの拡散

SNSでの無料集客が出来れば、広告出稿に頼る必要がないため、必ず投稿するようにしましょう。

地域ビジネスのパーソナルジムにお勧めはインスタグラムですね。

また、インスタグラム広告を打ち出す際にも、アカウントを運営している必要があるので、日ごろから運営を心掛けておきましょう。

 

インスタグラムをはじめとしたSNSに関しては、無料でできる反面、“反応が出るまで時間が掛かる”“毎日更新する必要がある"など手間が掛かります。

また、運営方法を失敗すると全くもって集客につながらないのでご注意ください。

 

7継続率の向上

"1対5の法則”をご存じでしょうか?

一般的に新規集客で会員さんを獲得するためには、既存のお客様の5倍のコストがかかるといわれています。

例えば、月額3万円の会員の場合、新規集客に15万円はかかるということ。

 

ジムを経営して、新規集客ができたと思いきや、入会者が直ぐに辞めてしまったり、退会者が多い場合はシステムを見直す必要があります。

継続課金型のサブスク系ビジネスの場合、継続率を60%以上にすることで収益が安定します。

基本はこの60%以上を目指すようにしましょう。

 

また、会員が退会される際は、退会の“理由”を聞いてみるのもお勧めです。

恐らく“お金が無い”とか“仕事が忙しい”といったものは本音とは考えられず、奥に潜む“本音”を聞き出すことも出来るかもしれません。

 

8正しい料金設定

パーソナルジムはコース料金等で差別化を図ったり、料金を安くする事でユーザーの方が増えそうに見えます。

ただし、コース料金を安く設定する事で、“信用度や継続率の低下”や“労働時間増加で疲弊する”等のデメリットが発生することもあります。

 

実際に私のクライアントも初期価格を安く設定してしまったために、繁盛をしているけど思ったほど売り上げが伸びないケースもあります。(価格設定を変更して解決済み)

 

料金は安ければ良いというわけではなく、経営的に厳しくなり、スタッフの給料も増やせなくなったりします。

また、一般的な思考とは逆になりますが、『あなたが月にいくら稼ぎたいのか?』といった金額から逆算をしてビジネス設計をすることもお勧めです。

月収100万円が目標なのに、計算をしてみたら今の単価では1日16時間働かないといけない…なんて残念な結果にもなりかねません。

こうしたこともビジネスの設計をしっかり行っていないことから起こります。

ぜひ、ご自身のビジネスに向き合って設計図を作りましょう。

 

9ホームページの作りこみ

「ホームページを作ったからお客さんがドバドバ流れてくる!」

残念ですが、そんな時代はとっくに終わっています。

今の時代はホームページを作りこむことは当たり前で、さらにホームページとSNSやGoogleMAPなどをうまく連携を刺せることが大切です。

そうすることで、SEO(Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の意味)対策ができ、Yahoo!やGoogleなどで検索されて際に上位表示(集客)できるようになります。

 

弊社のクライアントが開業2ヶ月目で黒字化達成できているのも、ホームページの作りこみをしているからに他なりません。

一度作りこんでしまえば、そこまで修正をする必要がないので、ご興味がありましたら遠慮なくご連絡ください。

>月額4,980円からのHP制作

 

まとめ

すでにお話をしたように、大切なことはジムを継続して経営することです。

事業開業にはあらゆるリスクが伴います。

それらの問題点をひとつずつ改善していくことで、会社員の給与では考えられないほどの収入を得ることも可能です。

ぜひ、挑戦をしてみてください。

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